診療内容

専門外来

ペースメーカー外来

ペースメーカー外来

ペースメーカーは、主に脈が遅くなる病気に対して、人工の脈を補うための装置です。 植込み手術をした後も定期的にチェックを行い、電池の残量やリード線の状態、脈が速くなる不整脈などがないかを確認し、適宜設定を調節することが必要です。

通常は、大きな問題がなければ半年に1回程度のチェックとなります。
当院ではペースメーカーの植込み手術や電池の交換手術はできませんが、総合病院などでペースメーカーを挿入した方で、その後のフォローを希望される方は、当院でチェックできます。(メドトロニック製品の場合は、いつでもチェックできます。その他の製品の場合は、事前にご相談ください)

一般的にはペースメーカーの電池寿命は8年~10年ほどであり、チェックをしていく中で電池の残量が少なくなった際や、脈が速くなる不整脈が見つかり高度治療が必要と思われる方は、しかるべき時期に連携病院に紹介させていただきます。
また、上記ペースメーカーのほか、致死性不整脈に対して電気ショック治療を行う植込み型除細動器(ICD)、心不全の治療として行う心臓再同期療法(CRT)なども、チェック可能です。

糖尿病治療

糖尿病治療

食事指導や内服治療、インスリンやGLP-1製剤(インクレチン製剤)、を使った糖尿病治療を行っています。
血糖値の変動を持続的にモニタリングできる機器「FreeStyleリブレ」もお使いいただけます。2024年6月から管理栄養士による栄養指導も開始しました。

糖尿病管理でつらいのは、採血かもしれません。当院では、微量採血機器を用いて、指先で簡単に検査することができます。 また、糖尿病は合併症の予防と管理が大切です。当院では血糖コントロールと適切なくすりの選択で、糖尿病療養をサポートします。

参考サイト:サノフィ糖尿病がよくわかるDMTOWN

生活習慣病管理料の算定について

糖尿病・高血圧症・脂質異常症 にて通院中の患者さんにお知らせです。
厚労省が2024年6月より診療報酬を改定し、今まで算定していた「特定疾患指導管理料」から「生活習慣病管理料」の算定に変更となります。それに伴い、患者さんの負担額が若干安くなります。

ただ、厚労省の指導にて、国が指定する「生活習慣病療養計画書」を作成することが義務となりました。
患者さんと治療の目標を共有することで、より良い治療につなげてまいります。

療養計画書作成にあたり、患者さんの署名が必要になりますので、 お手数お掛けしますが、よろしくお願いいたします。

対象になる患者さん
高血圧 脂質異常症 糖尿病 が主体で通院中の患者さん
療養計画書について
医師の診察後、当院が作成した療養計画書について説明し、お渡ししますので、ご署名(サイン)の程、宜しくお願いします。

栄養指導について

管理栄養士による栄養指導を行っておりいます。
高血圧や糖尿病、脂質異常症、高度肥満症などで、食事面で悩んでいる方、どういった食事が良いのか一度専門的に聞いてみたい方など、ぜひご利用ください。

予約制となります。対象疾患などもありますので、詳しくはスタッフまでご相談ください。

栄養指導

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の簡易型無呼吸検査を行っています。
鼻と指先にモニターを一晩装着するだけで、簡単に検査ができます。

高度肥満者に多い病気ですが、やせ型の型もいます。いびきがひどい場合は要注意です。
CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法や、マウスピースの着用などよる治療法があります。
結果によっては、専門病院での精密検査が必要になる場合もありますが、ぜひご相談ください。

参考サイト:睡眠時無呼吸なおそう.com

舌下免疫療法(スギ花粉・ダニ)

アレルギーの治療方法には、

  1. 症状が出たときにおくすりを飲み、症状を抑える薬物療法(対症療法)
  2. アレルギーの原因となるアレルゲンに少しずつ身体を慣らしていく「アレルゲン免疫療法」

の2つがあります。

現在「アレルゲン免疫療法」のおくすりがあるのは、スギ花粉とダニの2種類だけですが、根本的な体質改善により、長期に渡って症状を抑えたり、症状を和らげたりすることが期待できます。
おくすりで症状を押さえ込むものではないので、今までおくすりで改善しなかった人や、おくすりを長期間使うことに抵抗がある人にも、よい方法だと思います。

通院は、約1ヶ月に1回、おおむねまず3年間行うのが基本です。
根気のいる治療ですが、多くの方が1年、2年、3年と続けるにしたがってだんだん症状が軽くなってくると言われています。

スギ花粉 治療開始時期は、6月1日~11月下旬頃 です。
スギ花粉が飛ぶ可能性がある時期は、治療をはじめることができません。
ダニ 一年中、いつでもはじめられます。

事前検査・治療予約は、いつでも行っております。 治療を行うかどうかも含め、いつでもお気軽にご相談ください。

参考サイト:鳥居薬品 アレルゲン免疫療法ナビ

禁煙外来

禁煙のための補助薬を使うことで、ニコチン切れの離脱症状があらわれにくくなり、禁煙を続けやすくなります。
当院では、ニコチンを含まない飲み薬を使った禁煙治療を行っています。保険適用です。

飲む禁煙薬「チャンピックス」は2021年6月から出荷停止の状態が続いております。
当院では貼る禁煙薬「ニコチンパッチ」を使用して、禁煙治療を行っています。

参考サイト:ファイザー製薬 すぐ禁煙.jp

禁煙外来スケジュール

在宅酸素導入・管理

慢性呼吸不全(COPD)の患者さんに、在宅酸素療法(HOT)の導入と管理を行っています。
呼吸困難や息切れがひどく、日常生活に困難を感じる場合、在宅酸素療法を行います。

生活中の酸素濃度が測定できる、エニィパルウォーク ATP-W03を導入しており、入浴中や夜間など、いつ体の中の酸素濃度が低いかを測定し、適切な酸素投与量を調節することもできます。

参考サイト:環境再生保全機構 慢性閉塞性肺疾患(COPD)基礎知識 在宅酸素療法とは

発熱外来

新型コロナウイルス感染症を契機に発熱外来を開始しました。
発熱外来と言っても、診療時間内であればいつでも受診可能です。
まずはお車か隔離室(またはベッド)にて診察させていただき、必要性や希望があれば新型コロナウイルス含めた抗原検査を行います。
さらに状況に応じて、血液検査でバイ菌の量を測定したり、肺炎になっていないかレントゲンやCT検査を行ったりします(いずれも当日結果説明します)。

スポットファイア

また、2024年7月に多項目PCR検査機器、スポットファイアを導入しました。
抗原検査と同じ1回の鼻咽頭ぬぐいによる検体採取で、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、マイコプラズマ、百日咳など含め、同時に15種類の病原体のPCR検査を行うことができます。約30分で結果が出るため、これまでより発熱や咳の原因を同定しやすくなりました。
メリット・デメリットがあるため、状況に応じて相談させていただきます。

当院で行うことができる検査